読んだ本3

『七回死んだ男』ネタそのものは面白かったしあー7回ってそーいうアレね、とも言ったんだけどたぶん僕は西澤保彦が合わないんじゃないかという気がしてる。格助詞の省略(と言うんだろうか)が頻発するのが読んでて死ぬほどウザい。なんつーか、「○○さんは激おこぷんぷん丸である」「□□さんは良い奥さんになれそうだ」みたいな文をほぼ毎回「○○さん激おこぷんぷん丸である」「□□さん良い奥さんになれそうだ」って感じで書いてくるんすよね。俺が気にしすぎてるだけで別におかしいことはないのかもしれないけど、こういうのが何回も何回も続くと妙に目に付く。イライラする。そういう書き方自体は他の本でもちょいちょい目にするっちゃするんだけど本当に頻度がおかしいというか毎回そう書いてる気がする。主人公がそういうキャラだからこんな文体にしてるのかもしれないけど、どうも僕はそれが本当にイラつくのでいまいちノれなかった。以上。

『ロスト・シンボル(上)』これ買ったの半年くらい前だと思うんだけど未だに中も下も買ってない。

『蠅の王』昔の本によくある感覚、読み終わった後「これ読んでなんて言ってほしいの?」「どんな感想言えばいいの?」と思った。いや面白かったっちゃ面白かったのかなあとは思うけど……。なんだろうなあ。時代が時代だからか知らないけど特に感じ入るところはなかったような。また将来読み直すべきなんだろうか。

レ・ミゼラブル』これも同じような感想っちゃそうなんだけどキャラ萌えというか趣のようなものは感じたかなあ。ジャベール警部がわりと好きです。

『雀蜂』うーん。一発ネタというか、なんつーか別になあ、って感じ。一発ネタに驚愕の真実!って展開を混ぜ込んで一本のうどんにした感じの話だけど(なんだこの例えは)別段何がどう面白いというわけでも。

永遠の0』ヤクザの話で2回くらい泣いたし最初読んだ時は俺ももっと良く生きなきゃなあと身につまされて感じた。けどもまあ題材が題材だからか右傾エンタメがどーとかこーとかやっぱめんどくさい話にはなるだろうなと思うしそうなる理由もわかる。まあなんというか……(都合の)よさげな部分だけうまいこと掬い取って啜りながら生きていきませんか?